サド
孤高
至高
チヤホヤされているのが日常の彼は
幸せへのハードルが高く
さらに人間不信で
相手を罠にふっかける
下らない話には耳に入っても
決してそのようなことは口にしない
裏をよむのが日常
人間観察が日常
品定めの日々
目の荒いふるいにかけられ
何人が傷つき
没落したのだろう
何人が彼を良く思ってないのだろう
陰鬱としたその美しい背景は
彼の首から唇を毒して
侵食する。
他者を同胞するわりに
自身は全く棚の上
怖がりな青年は
青年のまま
肉体だけ朽ち
自身を上げるためなのか
他者を落とすことに
余念がない。
君には最上級の嘲笑をくれてやろう。
BRAVO
その壇上では
私は躍らない。